都立中央図書館 資料保全室の紹介
都立図書館の資料保全室は、資料の保存・修復を専門に行っています。都立図書館は、こうした資料保全部門を持つ全国でも数少ない図書館です。都立図書館の資料の中には、利用が重なり壊れたものや、酸性紙という質の悪く劣化しやすい紙でつくられたものもあります。こうした古い資料の修復や、酸性紙で作られた資料の劣化を遅らせるための脱酸処理などの保存を行っています。例えば、劣化した資料は中性紙でつくられた保存箱に収納したり、ポリエステル製のフィルムに包んだ状態で利用したりします。図書館には、資料を長く後世に読み継いでもらう役割もあります。資料保全室は本の保存手当や修復を通して、そうした役割を果たしているのです。
●東京都立図書館 資料保存のページ●https://www.library.metro.tokyo.lg.jp/guide/about_us/collection_conservation/conservation/
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